新約・ドルアーガ黙示録

死の砂漠を越えて

ドルアーガMMO・終幕

イメージ 1


日記記入時点で2016年4月1日の21時です。

去る3/26~3/31の間、約4年ぶりにドルアーガの塔MMOにログインして世界の終焉を見届けてきました。


後で見直すために、過去の思い出をつらつらと書き連ねていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



──────────────────────────────────────────────────



前回、終了の話を聞いてドルアーガの世界に戻った後は、毎日短い時間ですが印章の露店を出していました。

元々「あぐ」は露店商をしていたキャラだったのです。

イメージ 2


↑2008年の4月の正式サービス開始当初にバビリム西で露店を開いている私。


ゲームを開始してから二週間ほどして、ドルアーガの塔にシステムに慣れてくると、スキルを炎に振ったメイジならソロで塔を登れる事が分かってきました。


そこでドルアーガの塔の2Fを地道にソロで周回しては、道行く人に「フェザームーブⅠの書*」を売りつけて金策をしていたのでした。

*永続的にキャラクターの移動速度が上がる消費アイテム

 

 

 

 


話を現在に戻しまして。


今の私は数年前に引退した身分なので、レイドボスのドルアーガ討伐で使えそうな装備品は持っていません。

で、件の印章は装備を強化するために必要な消耗品で、昔のままならNPCの販売がないはずでした。
それにも関わらず、印章を売っている人を塔や町で全く見かけません。





そこで私が考えたのは、


それなら現役のプレイヤーに装備品を強化して倒してもらおう!




そんな思いつきで始めた印章屋が私の最後のドルアーガの塔MMOでの活動でした。




イメージ 3


タダ同然だと逆に気軽に買い辛くなるかも、と思って露店を開いた初日はそれっぽい値段にしてました。

一応これはイタズラの買占め防止も兼ねていたのですけどね。


日に日に値段を下げて最終的には1~3銀でディスカウントしていたと思います。





そうして露店を出して放置しているとたまたま画面を見た時にギルドチャットが流れました。

私の所属するギルドは2012年~2014年を境にログインが途絶えていたのでこれは本当に驚きでした。









~回想開始~

 

 



私の所属した『WittyBastard』には前身ギルドがありました。

元々は、サービス開始当初の最先端の攻略ギルド「knowledge」「Eggplant」に所属していた一部の人々のサブキャラの集いギルド「pessoas・imortais」が派生して、2010年頃に現在のメインギルドの形になったのでした。


そんな強そうなギルドに私を紹介してくれた人が居たのです。


彼との最初の出会いは5Fのグリーンスライムタイムアタック周回でした。


イメージ 6


私の知る彼は、アップデートの度に誰よりも早くレベルを上げて、まだ誰も到達していないマップに居ました。

10Fのボスをソロで突破して、前人未踏の12Fに登り、後続の私にエピック攻略のヒントをくれました。
当時レベルの高い彼と一緒にプレイできるのは、レベルシンクのあるドルアーガの塔だけだったのです。


でも、私はいつしか彼の強さとプレイスタイルに感銘を受けていました。



いつか彼のように強くなりたい、誰よりも前を走る彼に追いつきたいと。








イメージ 5


そうして、彼とフィールドで対等に肩を並べられるようになった時の嬉しさを忘れる事はないでしょう。



・・・それと同時に廃人への道に足を突っ込む事になった訳ですが。














~回想終了~



イメージ 4


久しぶりにドルアーガにログインした銀髪の彼は、うちのギルドのメインヒーラーでした。

彼もまた、2PCプレイヤーなど極一部しか居ないサービス開始当初から1人で2PC操作でプレイしていた前衛的な人です。

のちにドルアーガの塔MMOでは主流になった2PCですが、彼の影響で2PCを始めた人が私の周りにはたくさん居たんですよ。

最終的には4PC操作していたので、彼には腕が3本あると仲間内では評判でした。


思い起こせば、TERAや旧・FF14やWizonにギルメンの皆で乗り込んだり。
私が色々なオンラインゲームに手を出すようになったのは彼がきっかけなんですよね。

そんな彼がシビアなゲーム性のWizonを移住先に選んだのは、彼らしい選択だなと思えます。















・ちよちゃん'sの思い出


イメージ 7

イメージ 8

イメージ 15


ちよちゃんとは、私の5年間のドルアーガ生活の中で間違いなく一番一緒にドルアーガの塔を登りました。

私の初期の生計はちよちゃんとの塔周回の金策を土台に成り立っていたので、今でも感謝しかありません。
そして数々のわたしたち専用の塔の攻略パターンを作りました。


中でも、当時難関だった10Fのブラックナイトと召還をちよさんが3PC操作、私が1PCでどう攻略するかで苦戦したことがありました。

構成に悩んだ結果、ちよちゃんが初めて4PC操作のドルイド2構成。
召還湧きをヒールヘイトでピンポン誘導に成功して、ついに安定周回できるようになったのは今も忘れません。

お互い必死にトマトジュースを使ってた気もしますが。(笑)












私個人の認識だと、間違いなく「ドルアーガの塔」の面白さは優れていました。

ただ、残念ながらそうは思わない人も数多く居たのは事実でした。

 

 

 

 



晩年に3PCを導入した後は、当時解明済みのほぼ全てのエニグマを、一人で最速で出す練習をしました。


11F灯篭スラエニ、14Fスライム集めエニ、17F灯篭壁エニ、20F壁ハメ処理、21Fゴーストハメ灯篭エニ処理、25F壁ハメヒールヘイト処理、28Fスライム壁エニエモーションの並行規定時間内処理、29Fインビジブル討伐・壁周りエニ並行処理、30F安置メイジ盾処理、31F鍵候補最短探索、灯篭エニ並行処理、33Fシルバードラゴン隠し通路並行処理、34F壁抜け最短ホーリーライト+エニ回収階上、35F全エニグマ出し、37F灯篭ゴーストエニ並行処理、39Fスイッチスライム反転並行処理、40F全エニグマ出し、45F全エニグマ出し。


最後にはこれらを全て3PC、かつ課金タブエリ縛りで自力でやっていました。



この話は一切盛ってません。

片方のPCで戦闘しつつ、片方のPCでギミックをやるのが日常でした。


基本の構成は全てウォーロード・ビショップ・イリュージョニストでしたが、
35Fと45Fの全エニグマ出しは時間制限が厳しく、ここだけはウォーロード、アサシン、ビショップ構成。
あとヘイトダウンを使う一部のフロアの周回は、アサシン、ビショップ、イリュージョニストでやってました。

旬が過ぎて誰もやらなくなった32Fのクオ討伐のおしゃれ防具の破片やら、マトック魔+やら、スキル書やら、激レアの24FのPOT図やらをバビリム西の南倉庫前で放流してたのは大抵私くらいでした。


壊れ強化やぶっ壊れスキルが追加されてしまった今となっては全く意味はありません。

ただ、正常なゲームバランスの時代の塔は個人的にはやり尽くしたと思っています。






そして、3PCで塔をそこまで詰めるくらいだったので、末期の現役時代にはもはや1PCで敵は居ませんでした。


力の間も実装初期に何度か1位を取って以来、満足して参加しなくなりました。
たまに気分で参加しても、力の間で有名な人を抑えて1位を取れました。


オフランディヴィーヌ闘技場は私が参加した勢力は最高で23連勝だったと思います。

これは当時最強のギルメンのメイジのお二人の協力があってこそでしたが、
2chでアグチュイオンラインって言われてるよ!」と古いフレンドに言われたのをよく覚えています。

他の参加者の皆さんからもっと手抜きしろや、と罵声を浴びました。







繰り返しになりますが、私がやれる事はやり尽くしたと思います。



色々と思う事はありましたが、今となっては開発と運営にこの世界を作ってくれて感謝の気持ちだけです。




イメージ 14



2016年 3月31日 24時

 

最後の瞬間に立ち会った歴代のGMの皆さんは本当にお疲れ様でした。

今後のご活躍に期待しております。





ドルアーガプレイヤーの皆さんもまたどこかの世界でお会いできると思っています。

なので、私からはさようならは言いません。





また別の世界でお会いしましょう。


ありがとうございました。







































そして、最後に。

先に居なくなってしまった人たちへ。














8年の時を経てドルアーガの世界はついに終了してしまいました。



でも私は寂しくないですよ。





私には皆さんとの思い出のスクリーンショットが残ってますから。



イメージ 9


イメージ 10


イメージ 12


イメージ 11











































イメージ 13



私、アグチュイは今、あなた達の元へと行きます。













ドルアーガ黙示録 - Fin -